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■長崎大学 学術研究成果リポジトリの登録コンテンツ数が15,000件を達成しました

2009年1月21日にNAOSITEの登録コンテンツ数が15,000件を達成いたしました。

15,000件目の論文は、医歯薬学総合研究科 新興感染症病態制御学系専攻 感染免疫学講座 免疫機能制御学教授の由井克之先生の学術雑誌掲載論文「Interferon regulatory factor 4 differentially regulates the production of Th2 cytokines in naive vs. effector/memory CD4+ T cells.」(Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America, 105(41), pp.15890-15895 ; 2008)です。

由井先生からコメントをいただきました。

機関リポジトリ登録件数15,000件達成記念コメント

Q. 15,000件目の論文「Interferon regulatory factor 4 differentially regulates the production of Th2 cytokines in naive vs. effector/memory CD4+ T cells.」はどのような内容ですか。

Tリンパ球は免疫系の主要な細胞群であり、抗原を認識して活性化されるとサイトカインと総称される様々な液性因子を産生して免疫系を制御します。従って、どのようなサイトカインを産生するかは、感染防御或いは免疫病態の発症にとってきわめて重要な要素です。本研究は、Tリンパ球のサイトカイン産生制御におけるInterferon regulatory factor 4という蛋白質の役割の一端を解明した論文です。

Q. 今後の研究活動について教えてください。

感染に対する免疫系の防御反応の仕組み、その誘導の仕組み、また免疫による宿主(人)の傷害(自己免疫病やアレルギーもその仲間です)の仕組みを分子・細胞レベルで解明する基礎的な研究に取り組んでいます。特に熱帯病のマラリア感染を中心に、Tリンパ球の免疫防御或いはその逆のTリンパ球による組織傷害や、それらを誘導する仕組みについて研究を進めています。マラリアをはじめとする難治性感染症に対する革新的なワクチン開発が最終的な目標です。

Q. 機関リポジトリに登録された論文をどのような方々に読んで欲しいですか。

この論文は既に学術雑誌の電子ジャーナルでは広く公開されていますので、これら電子ジャーナルに手の届かない人たちに読んでもらえればありがたいと思います。例えば、大学や研究施設から離れた一般の人々や、開発途上国の人々など、電子ジャーナルの費用負担が加重でアクセスしにくい人たちです。

Q. 機関リポジトリについて感想や注文などご自由にご記入ください。

今回は、図書館からのリクエストに応じて資料を提供させていただきました。機関リポジトリの存在を初めて知ったので、私の論文の前に既に14,999編の登録があったとは驚きでした。大学が、学術雑誌や学会とは別のところで、社会や世界に対してこのような情報発信を行うことは結構なことだと思います。このような仕組みをもっと人々に知ってもらうことが大切だと感じました。 (2009-01-28)

由井先生、お忙しい中コメントを下さり本当にありがとうございました。

NAOSITEでは今後とも先生方の研究成果の発信に貢献していきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

由井先生のNAOSITE登録文献はこちらからご覧いただけます。


2009.01.29

長崎大学附属図書館 学術コンテンツ担当

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