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■長崎大学 学術研究成果リポジトリの登録コンテンツ数が20,000件を達成しました

2011年10月28日にNAOSITEの登録コンテンツ数が20,000件を達成いたしました。

20,000件目の論文は、工学研究科の福永 博俊先生の学術雑誌掲載論文「A Method for Predicting Flux Loss of Multipole Magnet and Its Evaluation」(IEEE Transactions on Magnetics, 47(10), pp.4108-4111; 2011)です。

福永先生から20,000件目に寄せてのコメントをいただきました。

機関リポジトリ登録件数20,000件達成記念コメント

Q. 20,000件目の論文「A Method for Predicting Flux Loss of Multipole Magnet and Its Evaluation」はどのような内容でしょうか。

我が国で開発されたNd-Fe-B磁石の利用により,モータ等の電気機器の小型・高性能化が進んでいます。一方で,この磁石を高温に曝すと,発生する磁場の強さが不可逆的に減少する(減磁と言います)との欠点もあります。電気機器の信頼性を確保するためには,減磁を予測し,それに基づいて減磁を抑制できる設計を行う必要があります。この論文は,モータに使用されるNd-Fe-B磁石で生じる減磁を,計算機シミュレーションで予測する方法を提案した論文です。

Q. 先生の今後の研究テーマについて教えてください。

2つのテーマがあります。一つは,マイクロマシンに用いる超小型強力磁石の開発です。強力な紫外光レーザを利用した薄膜プロセスを用いて,このテーマに取り組んでいきます。もう一つのテーマは,次世代の磁石の開発です。Nd-Fe-B磁石は非常に優れた磁石ですが,開発から時間を経たことや資源的な問題から,次世代磁石への期待が高まっています。研究者としてこの課題に取り組むと共に,この領域の研究活性化にも取り組んで行きたいと思っています。

Q. 機関リポジトリに登録された論文をどのような方々に読んで欲しいですか。

学術雑誌の数が増え,全ての主要学術雑誌を閲覧できる環境を整えるのは地方大学では困難です。一方で,論文の検索は容易になって来ましたので,abstractは容易に入手できます。Full Paper を読もうとすると,時間あるいは経費が必要になります。そんなとき,他の機関のリポジトリに目的の論文があると,嬉しくなります。本学のナオサイトも同じような役割を果たしているのだろうと想像しています。

Q. 機関リポジトリという取り組みについて感想や注文などご自由にご記入ください。

学会の運営に携わることも多くあります。学会収入の大きな柱の一つに,会員や図書館などによる論文誌購読料があります。リポジトリの取組が,学会の論文誌収入にどのような影響を及ぼすかは気になるところです。リポジトリの取り組みと研究活動の活性化が相乗効果を起こし,学会の活性化にも繋がれば良いと期待しています。そんなデータがあれば,皆さん益々リポジトリを利用されるように思います。

福永先生、お忙しい中コメントを下さり本当にありがとうございました。
実際にリポジトリをご活用いただいたという経験談は、担当者にとって何よりの励みとなります。
また、学会運営という立場からの貴重なご意見もいただき、これからのリポジトリのあり方についても考える良い機会となりました。


福永先生のNAOSITE登録文献はこちらからご覧いただけます。


2011.11.21

長崎大学附属図書館 学術コンテンツ担当

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