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日本産蚊族のフィラリア感染に関する実験補遺 : 2. Anopheles hyrcanus sinensis及びCulex tritaeniorhynchusによる感染実験


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タイトル: 日本産蚊族のフィラリア感染に関する実験補遺 : 2. Anopheles hyrcanus sinensis及びCulex tritaeniorhynchusによる感染実験
その他のタイトル: Supplements to the Finding on the Susceptibility of Japanese Mosquitoes to Wuchereria bancrofti. : 2. On the susceptibility of Anopheles hyrcanus sinensis and Culex tritaeniorhynchus.
著者: 藤崎, 利夫
著者(別表記) : Fujisaki, Toshio
発行日: 1959年 9月23日
引用: 長崎大学風土病紀要 1(3), p.278-287, 1959
抄録: 1)著者は1955年11月から1957年6月迄の間にAnopheles hyrcanus sinensisとCulex tritaeniorhynchusについてWuchereria bancroftiの感染実験を行つて次の成績を得た.2) Anopheles hyrcanus sinensisについては13回に亘つて合計339個体の感染血摂取蚊を剖検した結果,大多数の幼虫は発育の極く初期即ちIbの時期に死亡しやがてキチン化される.僅少個体のみがII期に進むが,III期に到達できるものはない.著者のこの成績は,福岡で行なつた望月(1911)の成績とよく一致するが,東京で行なつた山田(1927)の成績とは可成りに相異している.山田によると約4.6%の幼虫は感染幼虫となると報告されている.この実験結果の喰い違いの原因は不明であるが,著者の成績は各種飼育温度で多数の蚊について実験した結果であり,望月のかつての成績とよく一致するので少なくとも九州ではシナハマダラカは中間宿主として不適当な種類であると断定し疫学的には全く意味のないものと考えてもよいように思う.3)Culex tritaeniorhychusについては4回に亘り感染血を摂放した206個体の蚊を剖検した結果,この蚊の体内ではフイラリア幼虫はId即ち第1回目の脱皮直前迄は発育できるがこの時期に多くの個体が宿主体内で殺される.然し若干個体はII期に進み,僅小個体は感染幼虫となる.感染幼虫となる個体数の割合は約4.7%であり,感染幼虫を保有した蚊は剖検蚊の約4.9%である.この成績を山田及び望月の結果と比較すると,著者の成績では感染幼虫となる比率が多少低いが,可成りによく一致する.即ち本種体内では僅少個体ではあるが感染幼虫に到達できる.然し本種も動物嗜好性が寧ろ強く,又,吸血量が少ないので摂取する幼虫数も平均的には少ないであろう事が考えられ,疫学的には殆んど問題とはならないものと考えられる. / Studies of the susceptibility of A. hyrcanus sinensis and Culex tritaeniorhynchus to Wuchereria bancrofti were carried out from 1955 to 1957. These mosquitoes are breeding in rice field and drains in the field and widely distributed but not so abundant in
URI: http://hdl.handle.net/10069/3799
ISSN: 00413267
資料タイプ: Departmental Bulletin Paper
出現コレクション:第1巻 第3号

引用URI : http://hdl.handle.net/10069/3799

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