DSpace university logo mark
詳細検索
Japanese | English 

NAOSITE : Nagasaki University's Academic Output SITE > 120 熱帯医学研究所 > 120 紀要 > 熱帯医学 > 第9巻 第4号 >

Ecological Studies on Mosquitoss Collected by Light Traps


ファイル 記述 サイズフォーマット
tm09_04_02_t.pdf1.24 MBAdobe PDF本文ファイル

タイトル: Ecological Studies on Mosquitoss Collected by Light Traps
その他のタイトル: ライトトラップで採集される蚊の生態学的研究
著者: Ikeuchi, Makiko
著者(別表記) : 池内, まき子
発行日: 1967年12月
出版者: 長崎大学熱帯医学研究所 / Institute of Tropical Medicine, Nagasaki University
引用: 熱帯医学 Tropical medicine 9(4). p186-200, 1967
抄録: Collection of mosquitoes by light traps was projected to examine the effectiveness of different light colors, the structure of age distribution of mosquitoes attracted to the light, and the. rate of fed females against the total ones collected. As a result, it was found that the effectiveness is greatly varied with the difference in light color. It was also found that the females of C. p. pallens and C. tritaeniorhynchus attracted to the light are subjected to a great variation in follicular stage and that the structure in age distribution of the females seems to have close relation to the nocturnal activities displayed by them in relation to the searching for carbohydrate meal, for blood meal, for breeding places to lay eggs, and so on. Only the females having developing follicles i.e. those with follicles of stages II, III, and IV may be very much inactive in nocturnal activity. The rate of females of each of the two species fed once or more times against the total females collected by light traps is nearly as high as that in those collected by usual collecting method in dwelling houses or cattle- sheds. The reason is that by light traps a great number of females fed and having mature eggs are peculiarly collected as an offset to the great number of nulliparous pre-feeding females which are collected as they are unfed, contrary to the cases in females collected in dwelling houses or cattle-sheds by the usual collecting method. / ライトトラップによる蚊の採集を1966年の6月から9月迄の間に長崎大学医学部構内と長崎県農林センターの構内で行なった.本実験の主な目的は使用した4種の異なった着色電球の効果を比較することと,疫学的に重要なアカイエカとコガタアカイエカの光に誘引される♀個体群についてその年令構成と吸血率とを知ることにあった.4種のライトトラップの内,ブラックライトブルー螢光管ライトトラップが採集蚊種及び個体数が最も多いこと及び,最も普及しているニュージャーシー型の白熱電球ライトトラップでは,少なくともコガタアカイエカについては上記のものとあまり劣らず採集できることを知つたので,以後この両型のトラップを使用して採集したものについて生態学的吟味を行なった.医学部構内ではアカイエカが最も多く,コガタアカイエカがこれに次ぎ,その他のものは採集数が極めて少なかった.農林センターではコガタアカイエカが最多で,シナハマダラカ,アカイエカがこれに次ぎ,他は少ないか稀であった.夜間の時間的活動をみると,何れの種類も暗くなると急に極めて活溌に活動を始め,真夜中に向って次第に減少する.然し夜明け頃多少多くなる傾向がみられる.光に誘引される♀個体群の年令をみると,未経産の羽化直後のもの,羽化後種類により0.5~1.5日経過したもの,吸血可能な状態のもの, V期卵を持ったもの,及び1回或るいは2回経産後に,吸血可能となったものや吸血後V期卵を持ったもの,更には,普通人家や畜舎では殆んど採集できないような臚胞管尾部のサック状のもの,或るいは(コガタアカイエカのみで見られ個体数は少ないが)吸血直後のものが採集できる.然しII, III,及びIV期卵を持った♀蚊は極めて稀にしか採集できない.光に集まるこの両種蚊の♀個体群の,このような年令分布の様相は,各年令♀蚊群の夜間の活動性と密接な関係のある事と思われる.即ち,羽化後間もなくから夫々,炭水化物性の食餌を,吸血源を,又は産卵場所を求めて活動するもの,或るいは産卵後に潜伏場所を求めて飛翔するもの又は,コガタアカイエカのみでは,吸血直後飛散するものなどがその活動と関連して光に誘引されるものと考えられる.この意味ではII, III,及びIV期卵を持った♀群は夜間あまり活動しないのではないかとも考えられる.ライトトラップで採集される♀蚊の内,既に或るいは嘗て吸血したことのある蚊の割合,即ち採集蚊の吸血率は約77~78%で,普通人家や畜舎で採集される♀蚊についての吸血率より必ずしも低くはない.その訳は,ライトトラップでは,人家や畜舎で採集する場合とは違って,多数の未経産♀蚊は未吸血のまま採集されるが,これとは逆に,成熟卵を持った♀蚊,即ち既に吸血している蚊が,ライトトラップの場合だけに特別に多く採集されることによって埋め合わせられる結果となるためである.
URI: http://hdl.handle.net/10069/4021
ISSN: 03855643
資料タイプ: Departmental Bulletin Paper
出現コレクション:第9巻 第4号

引用URI : http://hdl.handle.net/10069/4021

このリポジトリに保管されている文献はすべて著作権により保護されています。
印刷やダウンロード等データの複製は、調査研究・教育または学習を目的とする場合に限定されます。

 

Valid XHTML 1.0! Copyright © 2006-2015 長崎大学附属図書館 - お問い合わせ Powerd by DSpace