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Studies on the Follicular Development and Feeding Activity of the Females of Culex tritaeniorhynchus with Special


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タイトル: Studies on the Follicular Development and Feeding Activity of the Females of Culex tritaeniorhynchus with Special
その他のタイトル: コガタアカイエカの濾胞の発育と吸血活動に関する研究,特に秋季における状態について
著者: Kawai, Senji
著者(別表記) : 河合, 潜二
発行日: 1969年12月25日
出版者: 長崎大学熱帯医学研究所 / Institute of Tropical Medicine, Nagasaki University
引用: 熱帯医学 Tropical medicine 11(3). p145-169, 1969
抄録: Day length is a principal factor controlling the feeding activity and the follicular development of the females of Culex tritaeniorhynchus. Under a longer photoperiod than about 13:30 hours the females hold gonoactivity, while under a shorter one there were found various effects on their physiological activity. These are the decrease in the feeding rate; the retardation in the follicular development; the occurrence of gonotrophic dissociation; and the failure in maturing follicles. A great number of unfed nulliparous females which emerged as adults in and after September, and some of nullicarous or parous females which underwent gonotrophic dissociation after feeding in those days were confirmed to enter hibernation. / 日本脳炎の主伝搬着であるコガタアカイエカの,野外における生態の研究結架から,本蚊の雌成虫の生殖活性は,日長によって大きく左右されるであろうことが暗示された.一方, 生殖活性は濾胞の発育状態によく反映されることが,予備実験によって明らかとなった.そこで,1965~1968年に,日長と温度を組合せた各種実験条件下及び自然環境下で飼育した雌の,吸血活動と濾胞の発育状態を調査した.その結果は次のように要約される.1.生物学的日長(以下,日長と略称する) 14時間,温度27℃(長崎での8月末の条件)で飼育した雌は生殖活性で,野外の夏の雌と同じようによく吸血する.羽化から吸血までの期間は約3日である.第1生殖環,即ち初回の吸血から産卵までは約4日,産卵後吸血までは約1日を要し,この期間は,第2回以後の生殖環においてもほゞ同じである.これは,第1静止期と第2以後の静止期の,濾胞の状態がほゞ等しく,大部分の雌では,大きさは中型で6~9ミクロメータースケール(1スケール=10.5μ),発育期はN~Ibであることによる.以上のことから,雌の歴年令は次式によって求められる.3+n(4+1)日,ただし,nは産卵回数である.2.4月上旬から9月上旬までのように,日長が13時間30分よりも長いと,雌は生殖活性で吸血率は高い.第1静止期の濾胞は大多数が中の大きさでN~Ib期であり,大型で発育期がより進んだものも少数ある.しかし,9月上・中旬頃から大きさ3~5の小型濾胞が現れ始め,日長が13時間30分以下になると急増して,10月上旬以後はそれが大多数を占め,発育期も多くはNo2~Nにとゞまる.吸血率も9月中旬以後は急に低下する.3.日長の短縮が甚しくなる9月およびそれ以降には,中型またはこれに近い小型の濾胞をもった雌に,吸血はするが濾胞が正常に成熟しないという現象がしばしばおこる.そしてその場合の濾胞は,次のいづれかの状態を示す.a)すべての第1濾胞が退化をするか,大多数の第1濾胞が退化して少数の成熟卵が形成される.いづれの場合にも第2濾胞は静止期に達する.b)栄養生殖分離をおこして,第1濾胞は静止期のまゝか違かに進んだ状態になるが,第2濾胞は小さくて未熟の状態にとゞまる.このような雌の数は,短日化が進むに従って増加する.c)吸血後の栄養生殖分離が,産卵を経験した経産雌の濾胞にもおこる.以上の他に,9・10月の短日下でも生殖活性状態が持続されて産卵と吸血を繰返す,極く少数の雌群があるか,そのことはこの時期にも多経産雌が発見されることから明らかで,これらの雌はおそらく越冬に入る前に死滅するものと思われる.4.日長が約13時間50分からはげしく短縮していく9月中旬頃,雌は越冬に入り始めるものと思われる.越冬に入るものとしては,小型濾胞をもった末吸血末経産雌がその大多数を占めるが,吸血後栄養生殖分離をおこした未経産雌,および産卵・吸血後に栄養生充分離をおこした経産雌も含まれる.
URI: http://hdl.handle.net/10069/4059
ISSN: 03855643
資料タイプ: Departmental Bulletin Paper
出現コレクション:第11巻 第3号

引用URI : http://hdl.handle.net/10069/4059

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