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デングウイルスの迅速定量法の感受性について


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タイトル: デングウイルスの迅速定量法の感受性について
その他のタイトル: Sensitivity of Rapid Plaque Assay Method of Dengue Viruses
著者: 牧野, 芳大 / 三舟, 求真人
著者(別表記) : Makino, Yoshihiro / Mifune, Kumato
発行日: 1975年 3月20日
出版者: 長崎大学熱帯医学研究所 / Institute of Tropical Medicine, Nagasaki University
引用: 熱帯医学 Tropical medicine 16(4). p163-170, 1975
抄録: デングウイルスの定量法としては,マウス脳内接種法,プラック法,ウイルスの干渉を利用し,攻撃ウイルスの細胞変性効果の出現の有無をみる方法等があるが,そのいづれもが,日数がかかり旦つ複雑である.迅速で正確な定量法を確立することは,デングウイルスを研究する上で重要である.従来,風疹ウイルスの定量法であるニューキヤッスル病ウイルスに対する干渉を応用した赤血球吸着陰性(HAD-)プラック法が,デングウイルスをはじめいくつかのアルボウイルスにも応用できることは既に報告した.今回は,2型デングウイルスを用いて,デングウイルスをBSC-1細胞を使用してHAD-プラック法で定量する方法に検討を加え,さらにクローン化したPS細胞での従来の方法によるプラック法,乳のみマウス及び離乳マウスの脳内接種法,デングウイルスの主なベクターであるネッタイシマカの雄成虫への胸腔内接種法等とその感受性を比較する実験を行ない,以下の結果を得た.(1) HAD-プラック法を用いると,デングウイルス2型は3日間の培養でHAD-プラックを形成し,その数と接種ウイルス量とは直線的比例関係を示した.(2)雄ネッタイシマカの胸腔内接種を行なうと,デングウイルスは1日の潜伏期を経て増殖をはじめ,28℃,7日間の培養でウイルス量はほぼ最高に達した.(3)雄ネッタイシマカはBSC-1細胞でのHAD-プラック法と比べて約5倍の感受性を示した.しかしHAD-プラック法は乳のみマウス,離乳マウス脳内接種法より高い感受性があることが判明した.(4)クローン化したPS細胞は,メチルセルローズ重層法を用いてウイルスをプラック定量すると,BSC-1細胞によるHAD-プラック法とほぼ同じ感受性を示した.しかしPS細胞に寒天重層法を用いて定量するとプラック数は著明に減少した.又,メチルセルローズ重層法,寒天重層法のいずれの場合もBull's eye plaqueがみられた.以上の結果から,BSC-1細胞によるHAD-プラック法またはPS細胞によるメチルセルローズ重層法は,デングウイルスをかなり高い感受性で,容易に正確に旦く迅速に定量可能な方法であることがわかった. / The sensitivity of the hemadsorption-negative plaque test for the infectivity assay of dengue virus type 2 was compared with those of other methods such as conventional plaque test, intracranial inoculation technique of suckling or weanling mice and intrathoracical inoculation technique of Aedes aegypti. The results indicated that the infectivity of the virus can be rapidly and reliably assayed by this method and the sensitivity of the method is higher than that of suckling or weanling mice intracranial inoculation technique, although about 5-fold less sensitive than that of intrathoracical inoculation technique of Aedes aegypti.
URI: http://hdl.handle.net/10069/4171
ISSN: 03855643
資料タイプ: Departmental Bulletin Paper
出現コレクション:第16巻 第4号

引用URI : http://hdl.handle.net/10069/4171

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