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沖繩における日本脳炎ウイルスの生態の研究 : I.沖繩本土におけるコガタアカイエカ及び豚の日本脳炎ウイルス感染の実態


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タイトル: 沖繩における日本脳炎ウイルスの生態の研究 : I.沖繩本土におけるコガタアカイエカ及び豚の日本脳炎ウイルス感染の実態
その他のタイトル: Ecology of Japanese Encephalitis Virus in Okinawa, Japan : I. The investigation on pig and mosquito infection of the virus in Okinawa island from 1966 to 1976
著者: 宇良, 宗輝
著者(別表記) : Ura, Muneteru
発行日: 1976年12月25日
出版者: 長崎大学熱帯医学研究所 / Institute of Tropical Medicine, Nagasaki University
引用: 熱帯医学 Tropical medicine 18(4). p151-163, 1976
抄録: 沖繩本島における日本脳炎(日脳)ウイルスの疫学的調査はTigertt et al. (1950)及びHurlbut et al.(1964)によって行われているにすぎない.同氏等によると捕集蚊からウイルスが分離されるのは8月初旬から10月初旬までであったと述べている.著者は1966年以後,沖繩の日脳ウイルスの生態の研究に着手し,特に1969年以後は血球凝集抑制(HI)抗体1:10以下の豚血清全例について,1972年以後は野外蚊からのウイルス分離をも平行して行った.また,沖繩本土におけるウイルス汚染の状況を長崎地方のそれと比較し沖繩本土のウイルス撒布の特異性を検討した.沖繩本土では蚊及び豚の日脳ウイルス感染は例年4月ないし5月に開始し,それと平行して豚血清中の2-メルカプトエタノール(2ME)感受性抗体も検出された.自然界でのウイルス汚染は例年100日以上,長いときは186日にも達し,かつウイルス汚染の開始は長崎地方のそれより40日以上90日も早い.このような日脳ウイルスの汚染は日本本土では認められない現象である.1976年2月,876個体9プールの越冬コガタアカイエカから2株の日脳ウイルスが分離され,引続いて9月まで豚血清からウイルスの分離が可能であった.豚血清中の2ME感受性抗体は4月から10月まで検出され,年間ウイルス撒布が持続していたことを示した.沖縄では条件がよければ, 1976年のように,蚊ーブター蚊のウイルス生存環が保たれ,特に蚊によるウイルスの越年が可能であることを物語っている.そして,このような事実は1973年2月越冬蚊から日脳ウイルスが分離された奄美大島瀬戸内における調査成績に次ぐもので,日脳ウイルスの越年の問題に重要な資料となるものである. / Particular findings of Japanese encephalitis (JE) virus dissemination in nature were investigated in Okinawa island from 1966 to 1976. The first isolation of the virus from pig-sera or Culex tritaeniorhynchus mosquitoes as a main vector was usually made at the early part of April or May every year and the virus was disseminated over 100 days in every epidemic season. These findings were not observed anywhere else in Japan including Nagasaki area. Two strains identified as JE virus were isolated from 9 pools of 876 hibernated female mosquitoes of Culex tritaeniorhynchus caught in the field by dry ice method from 13 to 15 February 1976 before the appearance of newly emarged vector mosqoitoes. The infection of vector mosquitoes and pigs was observed continuously from April to October in 1976. This finding was the second incidence of JE virus isolation from the overwintered female vector mosquitoes following the similar experience in Amami island in 1973. This evidence was of great significance in relation to the overwintering of the virus in Japan.
URI: http://hdl.handle.net/10069/4210
ISSN: 03855643
資料タイプ: Departmental Bulletin Paper
出現コレクション:第18巻 第4号

引用URI : http://hdl.handle.net/10069/4210

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