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琉球列島産冷血動物より検出された住血性原虫類


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タイトル: 琉球列島産冷血動物より検出された住血性原虫類
その他のタイトル: Haemoprotozoa Detected from the Cold-blooded Animals in Ryukyu Islands
著者: 宮田, 彬 / 宮城, 一郎 / 塚本, 増久
著者(別表記) : Miyata, Akira / Miyagi, Ichiro / Tsukamoto, Masuhisa
発行日: 1978年 6月30日
出版者: 長崎大学熱帯医学研究所 / Institute of Tropical Medicine, Nagasaki University
引用: 熱帯医学 Tropical medicine 20(2). p97-112, 1978
抄録: 1974年以来,著者らは特異な動物相をもつ琉球列島において,寄生現象の進化とその生物学的な本質の解明を目的として,冷血動物に寄生する原虫類の研究をすすめてきた.まずその第1段階として,住血性原虫類の種類について調査し,その結果琉球を模式産地とするトリパノゾーマ5種とヘモグレガリン1種を新種として記載した(Miyata,1977a,1977b,1977c,および1978).またアジアから初めてToddiaを報告した(Miyata and Miyagi,1977).以上の報告に続き,この論文では著者らが確認できた住血性原虫およびミクロフィラリアを宿主ごとに列挙するとともに次のような新しく記録された種を図示した.1)ホルストガエルより2種,ハナサキガエルより1種,ヌマガエルより1種,リュウキュウアカガエルより1種,合計5種のヘモグレガリンをカエル類より確認した.このうち1~2種は既知種と似ている点もあるが,ヘモグレガリン類の同定についてはまだ資料が不十分であるので保留した.2)ナミエガエルからはLankesterella属の1種が発見された.これも血液内のスポロゾイトが見つかったのみであるので,同定を保留した.3) Dactylosoma ranarumはヌマガエルからのみ発見された.4)ホルストガエルより未同定のミクロフィラリアが発見された.また石垣島産のキノボリトカゲよりConispiculum属に属すると思われるミクロフィラリアとその親虫が見つかった.後者はWHOのTelford博士に同定を依頼したので近く新種として命名されるものと思われる.5)奄美大島産のオットンガエルからはミクロフィラリア, Lankesterellaの1種およびヘモグレガリンが発見された.このうちミクロフィラリアはIcosiella sasaiに同定された.6)トリパノゾーマ類については別に報告したが,琉球列島ではカエルより10種,シリケンイモリより1種,トカゲモドキより1種のトリパノゾーマが知られている.7)ヘビは検査数が少ないが,アカマタよりヘモグレガリンが検出された.8)結局調査した11種の冷血動物より23種の住血性寄生虫が発見されたことになり,これにオットンガエルより出た3種を加えると26種となる.9)これらに関連して,長崎近郊諫早産のアマガエルより発見された所属不明の原虫についても報告した.これが赤血球内に寄生すると宿主の核は著しく顆粒状となり膨大することが特色である.10)今回は今まで発見された種をまとめて記録したものであるが,これらの種の1つ1つの生活史の解明については現在検討中である. / A total of 23 species of haemoparasites were reported from 11 species of amphibians and reptiles captured in Ryukyu Islands, Japan, during a period between 1974 and 1976. In the present paper, all results obtained from the survey in Ryukyu Islands were combined as a checklist together with some other related results from surveys in main islands of Japan. 1) Triturus pyrrhogaster ensicauda: Trypanosoma ogawai and Haemogregarina shirikenimori. 2) Rana namiyei: Trypanosoma miyagii, Trypanosoma tsukamotoi, and Lankesterella sp. 3) Rana holsti: Trypanosoma loricatum, Trypanosoma miyagii, Trypanosoma chattoni, Trypanosoma sp. A, Trypanosoma sp. E, haemogregarine A, haemogregarine B, Toddia, and microfilaria. 4) Rana narina: Trypanosoma loricatum, Trypanosoma miyagii, Trypanosoma chattoni, and haemogregarine C. 5) Rana ishikawae: Trypanosoma miyagii. 6) Rana limnocharis limnocharis: Trypanosoma ishigakiense, Trypanosoma tsunezomiyatai, Trypanosoma sp. A, Trypanosoma sp. D, haemo-gregarine D, and Dactylosoma ranarum. 7) Rana okinawana: haemogregarine E. 8) Rhacophorus japonicus: Trypanosoma rotatorium. 9) Eublepharis kuroiwae kuroiwae: Trypanosoma ryukyuense. 10) Japalura polygonata: microfilaria. 11) Dinodon semicarinatus: haemogregarine.
URI: http://hdl.handle.net/10069/4237
ISSN: 03855643
資料タイプ: Departmental Bulletin Paper
出現コレクション:第20巻 第2号

引用URI : http://hdl.handle.net/10069/4237

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