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日本におけるチカイエカの生態 : 開放水域での産卵活動を中心として


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タイトル: 日本におけるチカイエカの生態 : 開放水域での産卵活動を中心として
その他のタイトル: A Short Review of the Ecology of Culex pipiens molestus in Japan : Oviposition activity in open water
著者: 小田, 力 / 藤田, 紘一郎
著者(別表記) : Oda, Tsutomu / Fujita, Koichiro
発行日: 1986年 3月31日
出版者: 長崎大学熱帯医学研究所 / Institute of Tropical Medicine, Nagasaki University
引用: 熱帯医学 Tropical medicine 28(1). p73-78, 1986
抄録: チカイエカは浄化槽のような地下水域で無吸血産卵により世代をくり返すが,近年地上水域で卵塊や幼虫が採集されている.しかし本種の地上での生態こついてはほとんどしらべられていない.そこでチカイエカの地上での産卵活動の季節的変化を中心に種々の実験と観察をおこなってきた.これらの結果と他の報告をもとにして本種の地上での生態こついての総説を作成した.夏にはチカイエカの産卵活動は低い.これは浄化槽のような地下水域でのこの蚊の幼虫個体群の減少と関係しているように思われる.この個体群の減少の原田の1つは夏の高温による卵の孵化率の激減であるかもしれない.春と秋には産卵活動は旺盛となり,地下の浄化槽の幼虫個体群も増加した.また,秋に浄化槽からとびだす雌の多くは経産雌であった.一方,人家内でも春と秋には吸血した雌が多く採集された.これからはすべて経産雌であった.チカイエカの幼虫及び成虫が地上(開放)環境下で越冬する可能性は極めて低い.このことからも本種の主要発生源は地下水域と考えられる.したがって地上でみつかるチカイエカの雌は一般には地下水域で羽化して,そこで第1回目の産卵を終えた,いわゆる経産雌であると思われる. / The mosquito of Culex pipiens molestus usually reproduces in underground water such as a cesspool. Recently, the mosquito is commonly found in open water. This communication reviews the ecology of Cx. p. molestus in the open environment mainly with respect to seasonal changes in oviposition activity in open water. The oviposition activity was low in summer, and it became high in spring and autumn. The pattern of seasonal changes in larval density in the cesspool was similar to that in the oviposition activity. Cx. p. molestus females found in the open environment are considered to emerge generally in underground water and then finish their first oviposition there.
URI: http://hdl.handle.net/10069/4439
ISSN: 03855643
資料タイプ: Departmental Bulletin Paper
出現コレクション:第28巻 第1号

引用URI : http://hdl.handle.net/10069/4439

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