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NAOSITE : Nagasaki University's Academic Output SITE > 120 熱帯医学研究所 > 120 紀要 > 熱帯医学 > 第29巻 第2号 >

ケニア国コースト地区におけるビルハルツ住血吸虫症の疫学 : 流行地河川水中のセルカリア密度の日内変動及びセルカリオメトリーによるコントロール対策実施後の感染危険度の測定について


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タイトル: ケニア国コースト地区におけるビルハルツ住血吸虫症の疫学 : 流行地河川水中のセルカリア密度の日内変動及びセルカリオメトリーによるコントロール対策実施後の感染危険度の測定について
その他のタイトル: Epidemiological Studies on Schistosoma haematobium Infection in Coastal Area of Kenya : Diurnal fluctuation of cercarial density in natural water and measurement of the risk of infection after control by cercariometry
著者: 佐藤, 克之 / 勝又, 達哉 / 青木, 克己 / 野田, 伸一 / Muhoho, Ngethe D.
著者(別表記) : Sato, Katsuyuki / Noda, Shinichi / Katsumata, Tatsuya / Muhoho, Ngethe D. / Aoki, Yoshiki
発行日: 1987年 6月30日
出版者: 長崎大学熱帯医学研究所 / Institute of Tropical Medicine, Nagasaki University
引用: 熱帯医学 Tropical medicine 29(2). p81-85, 1987
抄録: ビルハルツ住血吸虫症の流行地であるケニア国クワレ地区ムワチンガ村において,住民によく利用されている水系から,特に利用頻度の高い2ヶ所(Site 6, Site 19)を選び,水中セルカリア密度の日内変動をセルカリオメトリーにより測定した.測定は,メトリフォネートによる集団治療と水道水供給とを組み合わせたコントロール対策実施の前後2回にわたって行なった.(1983年11月及び1984年8月)Site 19では,コントロール対策実施前には,90リットルの水から合計567隻のセルカリアが検出され,水中のセルカリア密度は正午をピークとする日内変動を示した.コントロール対策実施後6ヶ月経た時点でも,90リットルの水から354隻のセルカリアが回収され,水中セルカリア密度は13時をピークとする日内変動を示した.このことから,Site 19では正午から午後1時にかけて感染の危険度が最も高く,早朝や夕方は低いことが考えられる.また,コントロール実施後でも、まだ感染の危険が相当残っていることが明らかとなった。一方, Site 6ではコントロール対策実施前に180リットルの水から2隻のセルカリアが検出されただけで,コントロール実施後には,セルカリアは回収されなかった。このようにもともとセルカリア密度の低い水系では,本実験で用いたセルカリオメトリーでコントロール対策が住血吸虫症の伝搬に及ぼす効果について評価することは困難と思われる.住血吸虫症コントロール対策が感染の危険度の減少に及ぼす効果を判定する際に,セルカリオメトリーを用いた場合の問題点について考察した. / Cercariometry was carried out at 2 major water contact sites in an endemic area of urinary schistosomiasis, before and after the introduction of control measures against the disease. The natural water was examined for the presence of cercariae by filtration technique at one hour interval during the daytime. Before the control measures performed, at one of the sites, 567 cercariae were detected in 90 liters of water examined and the pattern of cercarial density was found to be diurnal with the highest density at noon. Six months after the implementation of control measures with a combination of treatment with metrifonate and provision of piped water, 354 cercariae were recovered from 90 liters of water examined and the pattern was also diurnal. At the another site, on the other hand, only 2 cercariae were found in 180 liters of water sample before the control and no cercariae were detected after the introduction of control measures. Evaluation of the impact of control measures on the risk of contracting the infection was discussed.
URI: http://hdl.handle.net/10069/4492
ISSN: 03855643
資料タイプ: Departmental Bulletin Paper
出現コレクション:第29巻 第2号

引用URI : http://hdl.handle.net/10069/4492

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