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赤潮プランクトンChattonellaによる魚類斃死に関係する諸要因の解明


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タイトル: 赤潮プランクトンChattonellaによる魚類斃死に関係する諸要因の解明
その他のタイトル: Elucidation of some factors in fish death by Chattonella
著者: 菱田, 泰宏
著者(別表記) : Hishida, Yasuhiro
発行日: 1999年 2月18日
引用: (1999-02-18)
抄録: ブリSeriola quinqueradiata、マダイPagrus major、ヒラメParalichthys olivaceusを人工培養した赤潮プランクトンの一種であるChattonella marinaに曝露し、その生理学的応答を比較した(第一章)。またブリ、マダイ、ヒラメの種による特性を解明する一環として鯉の形態計測を行った(第二章)。さらに環境水の酸素飽和度を過飽和(300%)にすることでChattonellaのブリに与える影響を検討した(第三章)。 以上の実験を通して得られた結果は以下の通りである。1 Chattonellaに対する耐性においてはブリが最も低く、次いでマダイが低い。ヒラメは本研究で用いた3魚種中最も高い耐性を持つ。2 ブリとマダイが酸素調節者であるのに対して、ヒラメは酸素適合者と考えられ、このことが3魚種中最も高いChattonellaに対する耐性を示した理由の1つであると考える。3 魚類の弊死がChattonellaの酸素消費量(Mo2)の動態と深く関与していることが示唆され、各魚種の二次鰓弁密度がMo2の動態におよぼす影響が強いことが示唆された。4 ブリは3魚種中で最も活動度が高いと考えられるが、鰓の形態においても3魚種中最も大きい単位体重当りの鰓表面積、二次鰓弁密度、体型測定的な拡散容積を示した。5 ブリの鰓において呼吸水の入り口側に分布する粘液細胞の貯留粘液は、呼吸水の出口側に分布する粘液細胞の貯留粘液よりもその粘性が低いことが示唆された。6 シアル酸は魚類の粘液において一般的な構成成分であるが、ヒラメの総粘液細胞には含まれていないか、仮に含まれていたとしてもごく微量であることが組織化学的に示された。ヒラメの鰓粘液細胞の貯留粘液は非常に希な構造を持つものと考えられる。7 Chattonella曝露時のブリに延命効果があると報告されている環境水の酸素過飽和化(高山1976)による延命効果は、常に期待できる訳ではないことが示された。8 Chattonella曝露時にブリが示した血液性状、呼吸運動に関する生理的撹乱はChattonellaを取り除くことで回復した。9 魚類へのChattonellaの殺傷能力はプランクトンそのものの性状と深く関っていることが示唆された。
記述: 長崎大学学位論文 学位記番号:博(海)甲第147号 学位授与年月日:平成11年2月18日
URI: http://hdl.handle.net/10069/7282
資料タイプ: Thesis or Dissertation
出現コレクション:090 学位論文

引用URI : http://hdl.handle.net/10069/7282

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