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沖縄海域におけるザトウクジラの鳴音の音響特性に関する研究


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タイトル: 沖縄海域におけるザトウクジラの鳴音の音響特性に関する研究
その他のタイトル: Acoustic characteristics of vocalization of humpback whale Megaptera novaeangliae in the Ryukyu region
著者: 前田, 英雅
著者(別表記) : Maeda, Hidemasa
発行日: 2002年 3月31日
引用: (2002-03-31)
抄録: 1)本研究は,沖縄海域へ来遊したザトウクジラのソングの音響特性を明らかにすることを目的とした。2) 1991~1998年に沖縄の慶良間列島周辺海域で録音したソングを資料として用いた。また,1992~1995年に小笠原海洋センターが録音したソングも比較のため用いた。3)沖縄および小笠原海域のソングにおいて,ソングの類似性は年間より年内の方が有意に高く年が離れるほど低下したことから,ソングは時間と共に変化することが示された。隣接した年のソング類似性に変動がみられ,ソング変化の大きさは年によって異なることが示唆された。4)同年に録音された沖縄海域と小笠原海域のソングに非常に高い類似性がみられ海域特有のテーマ型はみられなかった.このことから両海域へ来遊するクジラは1年のどこかで音響的交流を行なっていることが示唆され,個体識別の研究から得られた成果を支持した。5)各年のソングにおいて,最後のテーマ型あるいはその後のテーマ型で急激な音圧低下が起こり,このときザトウクジラの浮上がしばしは観察されたことから,ソング持続時間はザトウクジラの潜水時聞とぼぼ等しいと考えられた。6)ソング持続時間は,年および海域間では有意な差がみられなかったが、ソングセッション間,すなわち個体間では統計的に有意な差がみられた。一方,異なる日に録音された同一個体のソングにおいて,持続時間は約22~33%の変動がみられた。これらのことから,同―個体のソングでも,ザトウクジラの運動状態や環境状況などによってソング持続時間は変動することが推察された。7) 1991~1998年の沖縄海域のソングから,37種類のユニット型を識別レそれらは音調曲線から高調波音,広帯域音,インパルス音および複合音の4つのカテゴリーに大別された。8)カテゴリー毎に主成分分析を行なった結果,計10種類のユニット群に分類され,同一ユニット群に属すユニット型の間には明瞭な境界がみられなかった。9)8年間を通して出現したユニット群はH1H4およびA2の3種類だけであり,ほとんど全てのテーマ型はこれらの3種類のユニット群のうちの少なくとも1つを含んでいた。これら3種類のユニット群の音響特性は他のユニット群に比べ音の減衰が少ないことから,ソングの大部分は広いエリア内のクジラに効果的に伝達されると推察される。10)ユニツト群の種類数はどの年も1番目と最後のテーマ型では1~2個と安定していたが、他のテーマ型では1~6個と変化性に富んでいた。
記述: 長崎大学学位論文 学位記番号:博(海)甲第217号 博士(学術) 学位授与年月日:平成14年3月31日
URI: http://hdl.handle.net/10069/7300
資料タイプ: Thesis or Dissertation
出現コレクション:090 学位論文

引用URI : http://hdl.handle.net/10069/7300

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